浴衣の肩上げ・腰上げ 子供 京染卸商業組合

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着物の着付け

浴衣肩上げ腰上げ 子供

子供用の浴衣を購入するときは、大抵、すでに肩上げ・腰上げがされているものですが、身長が伸びて合わなくなったときなど、子供の成長にあわせ、上げ・直しが必要になります。
本当は微妙な調節が必要なのですが、ここでは肩上げ・腰上げの仕方について簡単に説明します。
(※リンクのついている名称は「着物の部分名称」ページに説明があります。)
肩上げの仕方

肩上げ寸法を測る

まず、浴衣の裄(ゆき)の長さを測る。(A)
次に、子供の首の後ろの真ん中の骨から手首のくるぶしまでの長さを測る。(B)
肩上げ寸法はその差となる。

上げ山の位置を決める

肩幅の半分の位置を上げ山にする。
後ろは袖付止まりの2cm上の高さまでまっすぐ、前は袖側へ1cm斜めに取る。

肩上げ寸法の半分をつまむ

上げ山から左右均等に肩上げ寸法の半分をつまみ、まち針で固定する。
このとき後ろは、下の方で肩上げ寸法の半分より1cm少なくする。

二目落としで縫う

上げ山を袖側に倒し、表側が細かい目になるように二目落としで縫う。

腰上げの仕方

腰上げ寸法を測る

まず、浴衣の身丈(みたけ)の長さを測る。(A)
次に、子供の首の後ろの真ん中の骨から足首のくるぶしまでの長さを測る。(B)
腰上げ寸法はその差となる。
なお、浴衣の身丈は、子供の身長くらいのものを選びましょう。

上げ山の位置を決める

[ 身丈−腰上げ寸法の半分 ] の半分の位置を上げ山にする。
基本は上記の計算式ですが、実際に着てみて上げ山が帯の下に出るようにバランスをみて決めましょう。

腰上げ寸法の半分をつまむ

上げ山から上下均等に腰上げ寸法の半分をつまみ、まち針で固定する。
このとき下前(右側)の衿端は1cm余分につまむ。

二目落としで縫う

上げ山を下側に倒し、表側が細かい目になるように二目落としで縫う。
このとき上前(左側)の衿端は着たときに上になるので、きちんと揃えて縫う。

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